歌詞メモ
街ゆけば
夜空に途方もなく大きな三角を浮かべて 窓から窓へと通じあう紙飛行機がまた ひとつゆらゆらと 星の中 舞う
煙も灯りも声も消え これはぬけがらさ ああ街は 脚も羽も生やして どこかへ行ったよ 僕はふらふらと そのあとを追う 外をぷかぷかと 衛星が飛ぶ
白昼ム
もういない人の声をたぐりよせて 光が差し込む午後の庭に 立って風を待ってはばたいて鳥になって 翔べるような夢
あなたの空虚がかたちを変えて わたしの余計を平らげたら 見て 骨になって 乾かして 軽く叩いて 透き通った音 ひびく夢
killer charm
どんなにきれいでも それはうそ どんなにきれいでも それはうそ どんなにうそでも それはきれいで みんなのハートをわしづかむ
どんなにあまくても それは毒 どんなにあまくても それは毒 どんなに毒でも それはあまくて みんなのハートをわしづかむ
おつかれサムデイ
あんた辞めたんじゃなかったっけ その仕事 知らないふりをするだけの仕事 あんた辞めたんじゃなかったっけ その仕事 言葉尻をつかむだけの仕事
やりがいはなくてもなんとかやれるが 生きがいがないままでは ちょっと厳しいぞ
あんた辞めたんじゃなかったっけ その仕事 なかったように振る舞うだけの仕事 あんた辞めたんじゃなかったっけ その仕事 腐っていくのを見ているだけの仕事
昇給はなくてもなんとかやれるが 連休がないままでは ああ 音楽がなくてもなんとかやれるが 感情がないままでは 厳しい
たいぶ厳しいぞ
トホ〜
泣きたくないから無理して笑った 喉笛ヒリヒリ燃えてるみたいで 沈んでく夕陽を黙ってながめ なんでもないふりをしてる
Golden
いつまでも終わらないような気がしていたけれど ここまできてみればとても短いただの一日 遥か昔にここで日差しを浴びてた あの身体はもうどこにもないのに ここで鳴るメロディ ららららら ららららら ららららら
どっちだったっけ?
どっちだったっけ?それは
左か、右か 男か、女か 光か、終わりか 正義か、悪魔か
なんだかよくわからないままいると そのうち痛い目を見る気がするけど
どっちだったっけ?それは
滑る船
はばたく そぶりの 蜉蝣 またたく そぶりの 星影
まだ名前はないけれど
さざめく そぶりの 街角 はためく そぶりの 白旗
まだ確証はないけれど ああ音もなく迫りくる そのときを見つめてる
ラ
夢にみたことが全部 本当になっちゃうような 鼻の奥からひらいた 扉をぬければほら
これはラ それもラ みんなラ きっとラ
みんなが知ってること 僕はひとつも知らない それでもこんなにホット 回り出していくよビート
これはラ それもラ みんなラ きっとラ
ようこそ
呆れ顔が瞼にこびりついて かんたんなはずの着地を悉くしくじる私は ケンカもできず だから自然とごめんとも言えず 大事ななにかを 忘れてきているような 間違っているような
難しい着地を きみは見事に決めて 特にやることのないわたしは台所にたつ 悲しいときには 見知らぬ誰かの 悲しみに浸かって 気を紛らしながら 別の風が吹いてくるのを待っている
別れの作り方がすこしずつ上手になって
いきなり 毛が逆立って こんなに 近づくはずじゃなかった ここからとれる 選択肢は もう そんなに多くない
同じに みえるかも しれないけれど
夜に寝て朝に起きるたび 少しずつ薄れていく あの日のトキメキとか
そんなつもりじゃないだろうけど、待っていてくれてありがとう
あなたはいつも理由を知りたがる、わたしにもわかるはずないのに
なじまない
眠らない街もずいぶんと歳をとって
ばかなのかもしれない
このあたりはどこも、同じような造りで 慣れてるひとでも、よく迷う
訳はもうきかないで
水面を音もなく滑りゆく
毎日毎日ちょっとずつ口数が減っていき
夜の窓に何度もぶつかる蜻蛉
この街は僕らを素通りしていく
名前をつけられる前のあなたと
こんなにデカいのにせまくるしくて 新しい鰓でもなければ、息が続かない
9時の、9時の鐘が鳴り
きっとだよ
そんな時だけちょっと弱気になるあなた
いつまで経っても繋がらない あなたの声はどこへ? オフラインでは 触れないその手を攫って 窓から窓へ 飛んでゆくのさ ほとばしる熱いハートを リボルバーに詰めて キスを 冷たい画面に 飛ばして fu...
いつかのブランニューデイとりつかれたように 目の端に見えた悲しいサイン
なんどもやり直して そのたび全部がふいになって
ずっとはみ出してるのを隠したり隠せなかったり
きょうもちょっと出遅れて
眠りからさめると はじめましての景色 おれはひとつひとつ指先を ゆっくりたしかめるように折り曲げて まるで歴史的瞬間をきりとるような 深く長い、まばたき 大事だろうけどもう腐ってる
ひとりぼっちの魂が ゆかいに小さく揺れてる わき目もふらず淡々と でも熱心に踊ってる 誰にも見られてないと思いきや出会ってしまった 僕と
いっちゃおう、もう一回転
イカしたことを言うあなた
もういない人たちの聞こえてくる声が 自然に
花がかり
アンプも通さないエレキギターの音で
ここで、溢れ出すのを待っている
今日は君の声がきこえる日
夜にうごめく孤独ひとつ 川を下るゴミひとつ はしる鳥にあるく魚、◯◯◯◯◯◯を笑うわたし
水面を音もなく滑っていく 光の亡霊が行列
川の上で光の亡霊が大行進 のびすぎた影はうすぼやけて
裸のまんまで殴りあって
やわらかな芯
傷つきやすくなった春のメロディ 歌って
強がりに口笛なんか
コードをどうこうして
とにかく気持ちよくなろう
そうやって、いつでもちょっとイラついてる
きらきらの味
うごめく
富士山は不機嫌になったりするのかな
君の考えてること 予想どおりだったことない
どうせあなたは悪気もなく
名前をつけると動き出すからよくよく考えて
接続がきれると、みえなくなってしまう
それはいつものこと
電圧をかけたら
うかつに言ってしまうと
大事ななにかが抜け落ちる
うかつに名前をつけるとそいつはひとりでに踊り出す
その躍動に淡々とナイフを突きつけられるか
正直バカにしてた 心の中でだけは
日焼けたミントがはじけて
へぼい
こときれた
黒幕
はずれでもあたり
こころのボス
それだけの理由
正解はあたらしい間違いのはじまり
見るとこ変えたら、もうそれにしか見えない
悲劇ばかりを想像させられて
治しますから愛してほしい
過去まで呪いだして
オートカクテキ
バタくさい
その皺にほんとは意味なんかないのに
世界の終わりみたいな朝にも
きみの変な持論
人を殴っておけばよかった
交差点の人 みんな見上げてる
それしかしらない
椅子の上に立って外見てる子供
とげとげしいからだ
不覚、深く
あわせのんだ
傷つきやすい体のまま野原を転げ回って 真っ赤になって笑おう
なんでこんなこと君に話してるんだろ
その力の使い方を
悔しがるそぶりだけねえ
そこを通るための形になって
あれもこれも持ってきたかったけれど
宵闇がくっきりと孤独を映し出して
苛立っている あなたの声を
なんでもないふりして
あなたが流した手紙は、きっとわたしが受け取るでしょう
ともだち増やすうた
JP-48
ただ眩しくて もっと触れたくて ためらうほどに遠ざかる あなたの香りが もどかしくて 形になりたいんだ うう
ジャックの中の蜘蛛の巣
足の裏に感じる
わかればわかるほど色濃くなっていく不思議
なんでもない風に笑うあなたの声
そこにいるのに生きてるかわからない
なんで
待って、それは待って ああなんで
あなたの既視感をおしえて
超意訳
髪の毛一本もうごかない
どこからがわたして、どこからがあなたか
ひきちぎられそうな夜に
体の中に風を通して すべてが変わってしまうかもしれない
いまここで、初めて産まれたような気がする
君んち まるで外国みたいな におい
飛行機の音 こわがってた あの日の グラウンド
そのときあなたの指先は どんな形してるの
あっというまに雲の上まで
描けるか 巨大な三角形
濾しとる
あたらしい鰓
なんだか息が苦しくて あなたに逢えた
風のゆくさきを匂いでつかんで
口笛
涙のわけも
ぶらぶら あてなどなくても鼻の向く方へ
差しかかってる今 わかるかい
つまらない夢なら 忘れて もっと ああ 君を見つめて
まぶたを開けて 何を見るでもなく すべてを感じている
生きてるかぎりのならわし
気づいてほしかったから気づけなかった
離れて暮らす僕らが初めて会う人のように
初めて出会ったように
別々の街で暮らして
眠りかけた頃に 疼きだすいつかの秘密が
ベッドの中を跳ね回り 今夜も朝を遠ざける
あなたはあの日から 退屈そうな顔のまま
こちらを振り返りもせず もやの中へと消えてった
ごめんねと言えたところで 何が戻るわけもなく
ありがとうと言えるころには 何もかも終わっていて
まるで雲を掴むようで
Let’s walk around anyway.
朝陽を浴びて 湯気のたつキッチン 窓開けて 風の匂いが うつろいゆく先を 教えてくれそうさ 今日は口笛吹き鳴らし 歩いてみよう
誰もがポケットの中は 痛みも握ってて なに食わぬ顔のまま 手を振りあって あいさつ交わしたら あてなどなくていいからさ 歩いてみよう しゃべりながら
見上げた白い雲がどんな形に見えてるか教えて
目まぐるしい街を見下ろして ひとつ 深呼吸 風の匂いが 流れに乗るコツを 教えてくれそうさ 惜しみなく夢を描いたら 歩いてみよう 笑いながら 口笛吹きながら
春待つワルツ
白い息が もくもくと 空に届いたら 手と手つないでおどろうよ 春待つワルツ
息を ひそめたら 空気がひび割れていく きぃん きぃん きぃ〜ん
魚 けもの 虫 花も 春を待っている 耳をすませば聴こえるよ 水や土のした それぞれのワルツ
たらららららら
白い湯気が もくもくと 身体つつんだら ぬくいお風呂で歌おうよ 春待つワルツ
ふふふふふふふ
はどう県
ドキドキのかたまりと からまっていく糸と糸 こときれた街並みを 振り返らず踏みわけ
ああ ここは はどう県 さらけだしたらほら はじまる それは ああ ほんの可能性 差し込む光を飲み干す
ときどきの触れあいに ととのっていく人と人 底知れぬ欲望を 突き返さず抱き寄せ
ああ ここは はどう県 交わしあう言葉が 気持ちいい だけど まだ ほんの五合目 終わらない旅路をゆくのさ
その先で瞬く光 恐ろしきまばゆさよ
あたらしい鰓
渇いてる こんなにも いつのまにか どれだけ深く吸い込んでも息苦しい街で 喘ぎながら 泳いでも
もたれあう からだ同士 すりへっていく そろそろ 生え変わるころさ あたらしい鰓に 怖くても 止まらないよ はじまる
むきだしで 虫の息さ 風すら噛み付く このまま明日を生きれるか ちょっとわからないけど ああ きっとまた逢いましょう
ほとばしる 胸の内で 今ならば 星たち 指を あたらしい鰓で 濾しとるムード 煌めいていく予感
キ・た・い
ずいぶんと沢山 お別れをしたね こんなにも僕ら軽くなって いまにも ふわりと 浮かび上がりそうさ 大きなうねりに この身をあずけて きりもみちぎれた声が 世界中を ゆうゆうと 飛んでゆきそうさ かけめぐる血潮が 陽だまりに沸きたち ふいにこぼれた涙 静かに この空を 染めてゆきそうさ
ゆくゆくsong
うたがきこえてくる音楽 詩が湧きでてくる言葉 海を飲んだような涙 風が吹き抜けたような声
響きあうこれがたましい 触りあうこれがからだ 孤独を知るためのわたしと 愛を知るためのあなた
きのうの悲しみとひとつも関係なく ただ 生まれおちた きょう ここに
(※)
あしたの喜びとひとつも関係なく ただ 笑っている きょう ここで
これまでもこれからもひとつも関係なく ただ 歌っている いま ここに
Blue Velvet (超意訳)
それはブルーヴェルヴェット 夜はさらに蒼く シュスより柔らかな 星の光
それはブルーヴェルヴェット その瞳はさらに蒼く 僕らを包みこむ、ぬるいため息
ぐっと抱き寄せて たまらないのに そこで目が醒めて また一人
曇りゆくはブルーヴェルヴェット とても忘れられない あなたに包まれてたあの夜 ああ涙にブルーヴェルヴェット ゆれてる
それはブルーヴェルヴェット とても忘れられない 確かに包まれてたあの夜 ああ涙にブルーヴェルヴェット ぬれてる
ぽつんとシュロが、
なんでこんなに なんでもないことで なみだうかべて 夜道を歩いている はだしになって 砂浜をゆけば 花のかおりに 包まれていく
名も無い獣になって 通りを歩いてみれば 見なれた草陰からも歌が きこえてきたよ 祭りが終わったあとの がらくたばかりの街が ピカピカに見えてきなたらそれが 合図さ
なんでこんなに なんでもないことを ことさらここで 何度も噛みなおして 髪をとかせば ギシギシ引っかかって 笑いあっては 眠りに落ちていく
寂しい顔した月の光にぽつんとシュロが 照らしだされて愉快にひとり 揺れていたよ ラッパになりたい僕とドラムになりたい君が 手をとり ひっくり返って それがダンスさ
light the wind
浮かれそぞろの心凪ぐように はじかみ、火を灯せ。 ただ在るように響く言の葉を 月光にひたし、歌え。