格ゲーをいかに練習するか?

練習の目的を明確に

大前提:楽しむこと

  • プレイヤースキル依存のゲームなので、上達することが楽しい。
  • 上達しているという実感が得られるように練習する。
  • 負けていても上達している実感や納得があれば次に繋げられる=ゲームを楽しめる。

初級段階目標:PP500を越える

これにはある程度継続的な勝利が必要。そのための練習をする。

技巧的な不可能感を段階的に解消する

  • 「強くなるためには難しいコンボが必要」は最初のうちは偽である。
  • 1~2フレーム目押しなどの難度が高い練習は最初のうちは徹底的に排除。
  • 単調になりがちな中足波動などの基礎練習に、CPU動作レコーディングによるゲーム性を導入する。(仕込み + 差し返し練習)
  • 自キャラクターの理解を深める。これにより、どの場面でどの技を出すべきかの基本的な知識を蓄えていく。

対人戦を継続的に戦うために

  • 継続するためには、折れない負けが必要
  • 折れない負けとは納得の行く負けである
  • 納得が行くために最低限必要なルールを理解する(昇竜など)

野試合にありがちなイラつき、怒りのコントロール

イラつき、怒りは相手の「やめてほしい行動」に対して起こる。 キャラ特有の行動であれば個別の対策が必要だが、序盤のうちはほぼ以下4つ。

  • 投げばっかり擦る相手
  • 小パン、小足でとにかく暴れる相手
  • 昇竜ばっかり擦る相手
  • コマ投げ以下略

上記に対する対策を知っているだけで、怒りによる「いつもの動きができない」は防げる。時間が要るのは最初の投げ抜け関係。下2つは反撃をしっかりすれば問題なし。自キャラクターの最大コンボを練習しておく形。暴れる相手への対処は判断が難しい場合もあるが、小技は基本的にガードで距離が離れて読み合いに推移するようにできているので、暴れている相手にも焦らないことが重要。

基本的に上記4つはルール上弱い行動なので、対策を知っているだけで「それ弱い行動だけどやってていいの?」という余裕が生まれ、イラつき、怒りは解消される。

無力感の払拭

  • ガードが硬い相手に攻撃が通らない
  • 投げ抜け完璧で手が出せない
  • 確実に反撃されてうかつにコマンドを入れられない or 飛び込めない

投げ抜けがらみの話から、当て技、置き技、差し返し技の概念理解へ。

  • ガードが硬い=なにもしていない。
  • 強い相手はちゃんと技を振ってきている
  • 技を振っているということは差し返せる or 飛び込める
  • Punishable(確定反撃)を見逃さなければ、相手も不用意にこの行動が取れなくなってくる。=リスクを負わせる

このあたりで「全然無理」しかなかった野試合に、「ちゃんとやればいけるかも」と思える場面がしばしば発生するようになる。この「ちゃんとやれば」を練習していけば上達の実感につながる。

これらを循環できるようになることが次の段階の目標。

最終的には対人戦で勝てることがもっとも強い楽しみになる。一度人を斬る味を覚えたらもう戻れない。巻き藁を斬っているのとは訳が違う。

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